よいストレス、悪いストレス
心の疲れとストレスは密接な関係にあります。ストレスは、身体や心がうける刺激と、その刺激に反応した状態を指します。ですから、ストレスが適度なときは、「ちょっと辛くても頑張ろう」と思えたり、「へこんだけど、気を取りなおしてもう一度」など、回復することができるのです。
しかし、私たちの毎日はストレス過剰とも言える状態にあります。朝起きてから寝るまで、職場や学校、家庭の中で、嫌な気持ちになったり不快な思いをしたりすることが多すぎます。これを放っておくと、心身症など身体を不調にしたり、不安や落ち込みが高じて神経症やうつ病と結びついてしまうこともありえます。
快・不快や気温の変化のような、生物として感じなければ生きていけない必要な情報も、誰かに褒められたり、励まされたりするのも、大きく言えばストレスです。疲れているときは気温の変化についていけずに風邪を引いてしまったり、せっかく褒められても、かえって負担に感じることもあります。どのストレスが良くて、どのストレスが悪いかは、その人の感じ方によるところが大きいのです。
やる気がでたり、挑戦しようと思ったり、反省から学んだり。ストレスは私たちをよりよくしてくれるための刺激でもあります。それが負担や重荷に感じられてしまう時、ストレスはマイナスに働きます。疲れているとき、それはこれ以上、自分を刺激してほしくないというサイン。それを無視して頑張り続けたり、自分を責めたりするのは危険です。心の疲労回復は「もしかしたら、心が疲れているのかな」と、自覚することから始まります。心の疲れを無視しないことが大切です。
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